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秋は多くの家庭菜園や畑で収穫が終わり一段落する季節。
この時期は、忙しい時にはできない土づくりや肥料をあげる時期でもあります(※作物によって違います)
ただし、肥料も色んな種類があってよくわからんというのがあると思うので、今回は効果がゆっくり出てくる肥料について、その仕組みと良いところ(メリット)、使い時を紹介します。
【必要性】ゆっくり効く肥料を使う理由
使う大きな理由の1つが、
長い期間(3カ月~半年くらい)肥料の効果を残す。
なおかつ肥料やけを起こさない程度の量を保つ(過剰症を防ぐ)。
+それを労力をかけないで(労力軽減)行う
と言うのがあります。
植物の生育期間中には当然肥料分が必要になりますが、比較的速効型である化学肥料は数日で効果が切れてしまいます(植物に吸われて残った分も水に溶けて畑の外に流れていってしまう)
そのため、不足症状が出てる場合など緊急的に効果を出したい時は化学肥料で良いのですが、生育期間中にある程度一定の肥料効果を出したい場合はその前の秋冬の時にゆっくり効果がでる肥料を入れておく。
ことが必要になります。
労力をかけない、と言うのも同様の理由で秋冬時点で1度入れておけば生育期間中にじっくり効果が出てくるので追加の施肥(肥料をあげること)の作業をしなくて良くなります(※植物の状態を見て不足症状が出ている場合は、化学肥料で補う必要はある)
速効型とゆっくり型の違い
主に速効型である化学肥料(硫安、過リン酸石灰、塩化カリなど)は土に混ぜられた後、水やりや雨によって、肥料分が水に溶けて植物に吸収されます。
一方、ゆっくり効く肥料はいくつか種類がありますが、代表的ものには2パターンあります。
1つが、完熟米ぬかや豚ぷん堆肥などの有機物資材(今回の記事はこっちをメインに紹介します)です。
これらは土に混ざった後、微生物により分解されます。分解後、肥料分として水に溶けて植物に吸収、というステップを踏みます。
この微生物によって分解のステップはゆっくり行われ徐々に肥料分が溶け出てきます。そのため、有機物資材はゆっくりと肥効(肥料の効果)が現れます。
2つめは、肥料分の周りを人工的にコーティングした資材です。これはある温度(製品によって違います)で、○日間で溶けきるというような作られ方をしており、肥料が効いている期間をある程度予想できるので、植物の植付や春の動き出しから逆算して、肥料をあげる日を調整しやすいです。
ゆっくり型(有機物資材)の他メリット
有機物資材は緩やかに効果が出てくる以外にもメリットがあります。
①微量要素の補充もできる
肥料分には窒素・リン酸・カリウムなどメインどころの成分の他に少しだけ植物の生育に必要な成分もあります(マンガン、亜鉛など)。
完熟米ぬかや豚ぷん堆肥は元々植物体や動物のフンからできているので、製品に表示されている成分以外にも微量要素が少し含まれており、その補充も一緒にできます。
②団粒構造が作られる
これは土の物理性(しっかりと空気が入る、水が溜まり過ぎないなど)の話になります。
この団粒構造ができると物理性が良くなります。(詳しくは別の記事でお願いします)
これは主に土壌微生物の働きと土中の腐植などの有機物により作られます。完熟米ぬかや豚ぷん堆肥などの有機物資材を入れると、有機物が増える+土壌微生物が元気になり働きが活発になる、ことで団粒構造が形成されます。
③環境に優しい
上にも書いたとおり肥料分がゆっくり溶け出るので、余分な肥料分が環境中に出にくく、化学肥料と比べて地下水の汚染などを防ぎやすいです
有機物資材の注意点
窒素飢餓の発生に注意
有機物資材でも腐葉土や牛ふん堆肥などはどちらかと言うと土づくり用の資材として使われます。
これらの資材は炭素を多く含むので、土の中に入れると微生物が活発になり先程の前述の団粒構造の形成にも役立ちます。
しかし、量を多く入れすぎてしまうと微生物が活発になる中で土の中の窒素も多く吸収してしまい、結果として土中の窒素が少なくなり植物が使う分がなくなってしまうことになります(窒素飢餓)。
なので、肥料分の補給の意味で有機物資材を使う場合は、完熟米ぬかや豚ぷん堆肥など肥料分が入っているモノを中心に使いましょう。
有機物資材の一覧
緩やかな肥料分の補給を目的にした有機物資材のページになります。
ご興味あればご覧ください
①完熟米ぬかなど多くの有機物資材が入っている
②豚ぷん堆肥+もみ殻

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