本記事は途中に宣伝・広告の欄があります。「まだそこまで・・」と言う方はスルーしてもらえると幸いです(‘ω’)ノ
「各栄養(元素)が不足の時、過剰の時に出る症状」
家庭菜園で気になるポイント。
の内の1つ、肥料はどのくらいあげたら良い?
足りなくても成長が弱くなりますが、反対にやり過ぎても良くない・・・
だけどその判断がつかない、、、
と言うことで今回は「各栄養(元素)が不足の時、過剰の時に出る症状」を紹介していきます。
トマト、ピーマン、オクラ、ナス、キュウリ、その他の野菜等、家庭菜園をするときの参考にしてもらえればと思います!
今回は肥料の栄養の中でも「肥料の三要素」と呼ばれる窒素、リン、カリウムについて紹介していきます。
なお紹介時の書き方として可能な限り『〇〇が多過ぎると(少ないと)××が起きる。なぜなら△△だから』と言った方法にします。
また各栄養素の項目の最後に「その栄養が植物の体の中でどのような役割・特徴を持っているのか」についても紹介します。
参考程度に読んで頂ければと思います。
他にも農業の初心者・素人だからこそ躓いてしまう部分に焦点を当てていきたいと思いますので、もし興味がありましたら他の記事も見て頂けると幸いです。
ちなみに筆者の目下の目標は『土壌医検定2級」の合格です。3級を飛び越えていきなり2級を受験するので、日々勉強中です。
(本記事も土壌医検定2級の勉強で得た知識を大いに参考にしています)
窒素 N
まずは肥料の中でも1番意識する窒素について紹介します。
窒素が少なすぎ↓↓
窒素が少ない時について
〇出やすい症状
「窒素が少ないと、作物の成長が悪く大きくならない。なぜなら窒素は作物の成長や収量に大きく影響する栄養素だから」
いきなりフワッとした紹介になりましたが、窒素に関しては野菜や作物が体を作るのに全般として必要になる栄養なので不足すると多くの部位で影響が出てしまいます。
窒素が多すぎ↑↑
反対に窒素が多い時の症状を2つ紹介します。
〇出やすい症状
1つ目、
「窒素が多すぎると、作物が弱く育ってしまう。なぜなら無駄に伸びてしまうから」
窒素が多すぎると全体が無駄に大きく育ってしまいます。
例えば、葉っぱは薄くなり茎は細く長くなります(徒長と言います)。そのため少しの衝撃で倒れやすい状態となってしまいます。
またそれだけでは無く、病害虫にも抵抗しにくくなります。
2つ目、
「窒素が多すぎると、植物の中でタンパク質が多く含まれてします。なぜならタンパク質の主要な構成元素の1つが窒素だから」
一見何が問題かと思いますが、タンパク質が多いと作物の食味が落ちると言われています。特にお米でその傾向が出るので注意が必要です。
窒素の主な役割・特徴
植物内での窒素の役割を箇条書きで紹介します。
・植物体の成長にとても大きく関係する
・光合成を行うための葉緑素の構成元素
・タンパク質の構成元素
・植物体内の代謝を促進するための酵素の構成元素
などなど窒素は植物の成長に大きく影響しています。
以上です!
リン P
次にリンの紹介です。ちなみにリンは土壌中でリン酸として存在しています。PO₄²⁻
リン酸が少なすぎ↓↓
〇出やすい症状
「リン酸が少ないと、作物の成長が悪く大きくならない。なぜならリンも作物の成長や収量に大きく影響する栄養素だから」
リンも窒素と同じく植物の体を作るのに多く必要元素となります。
特にリンは細胞を新しく作るときに必要になります。なので根の発達にも大きく関係しています。
リン酸が多すぎ↑↑
〇出やすい症状
「リン酸が多すぎると、病気になったり葉が白くなりやすい。なぜなら他の栄養素の吸収を抑えてしまうから」
リンが多すぎると植物体内に含まれるカルシウムなどの量が少なくなったり、吸収される亜鉛やマンガンの量が減ってしまうとさえれています。
リンの主な役割・特徴
・土壌の温度が低いと植物への吸収量がガクッと下がる
・リンをあげた時の効果が高い野菜は主にニンニク、ほうれん草、玉ねぎ、レタスなど
カリウム K
最後にカリウムの紹介です。
カリウムが少なすぎ↓↓
〇出やすい症状
「カリウムが足りないと、いも類や果実(炭水化物が多く含まれる作物)で異常が見られやすい、またトマトでもすじ腐症を発症しやすい。なぜならカリウムは光合成の促進に影響があるから」
カリウムは光合成の促進に関係しています。つまり植物体内で炭水化物を作ることに影響します。
カリウムが多すぎ↑↑
〇出やすい症状
「カリウムが多すぎると、葉が白くなりやすい(クロロシス)。なぜならマグネシウムの吸収量を低下させてしまうから」
カリウムが土の中に多すぎると同じ陽イオンのマグネシウムが土から流出してしまって、植物に吸収される量が減ってしまう可能性があります。
その結果、植物内でマグネシウム欠乏症になり葉が白くなってしまうんですね。
カリウムの主な役割・特徴
・カリウム不足の影響を受けやすい植物:トマト、ナス、大豆、サツマイモ
・酵素の活性化に影響
・デンプンの蓄積にも影響
・植物体内で浸透圧の影響に使用
・植物体内で動きやすい
以上です!
肥料の紹介
最後の最後に各栄養素を含む肥料を紹介します。
良ければ試してみてください♪
窒素の肥料
使いやすい窒素の肥料:尿素
葉物野菜におすすめの肥料:硫安
リンの肥料
リン酸以外にもマグネシウム・マンガンなども含まれている:ようりん
カリウムの肥料
サツマイモ等にもオススメの肥料:硫酸カリ
ありがとうございました。
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