本記事は途中に宣伝・広告の欄があります。「まだそこまで・・」と言う方はスルーしてもらえると幸いです(‘ω’)ノ
環境分野の水について知りたい人におすすめの本を紹介します!(ちなみに中古の物を紹介しているので新品より安いです笑)
私がもともと「環境」や「自然」、「水質」、「微生物」などのワードが好きなこともありますが、この本をとても楽しく読めました(*^-^*)
なので水処理や水質を勉強していてよくわからないよ~って方に取ってもらえると基礎的な部分をわかりやすく勉強できて良いと思います!
読んだ感想として「はぇ~」「へぇ~」みたいな勉強になるけど堅苦しくない内容といった感じです
早速紹介していきたいと思います!
↓ちなみに本の名前と書かれた方の情報です
「水循環システムのしくみ 史上最強カラー図解/伊藤雅喜(編著)」
編著者の伊藤さんの肩書は国立保健医療科学院 水道工学部水道計画室長だそうです(あまりわからないけど、とてもすごい方なのだろう。。。)
↓こちら宣伝です。ご興味ある方はご覧ください
理系に強いエージェント【UZUZ】この本の良いところ
①カラーで見やすい
まずはこれ大事ですね
イラストやグラフのページも多くあるのですが全体的にカラーなのでとても読みやすいです(^^
②ページの配置がほとんど一緒なので読みやすい
参考に写真を貼ります。左ページで説明、右ページでそれに関係する絵やグラフという配置がほぼ全てのページで敷かれていてとても見やすいです
本の内容
この本の目次を参考に書かれている内容を紹介していきたいと思います
第1章 水循環システム
この章ではまず「水」が自然中にどのように存在しているか、身の回りでどのように利用されているかなど紹介されています!
例:水の再生利用、河川の自然浄化能力など
第2章 生活用水の水処理
ここでは主に私たちが飲み水などで使う水(水道水)がどのように生産されているか、つまり浄水技術について幅広く紹介されています!
例:浄水場の水処理の流れ、砂ろ過での水の浄化、活性炭による吸着、オゾンによる処理水の酸化
第3章 工業用水の水処理
この章では工業や産業(会社や大きな施設)でどのように水が使われているか、そして再利用されているか、が紹介されています~
例:工場内での水の再利用、工場内の水循環 鉄鋼業 製紙工場
第4章 生活排水の水処理
この章が私たちの生活に一番身近に感じられる内容だと思います!
また環境工学の水分野を学ぶ人(学びたい人)にとっても一番気になる章だと思います
例:窒素の除去、リンの除去、排水処理システム、膜分離活性汚泥方式
第5章 有害物質の処理と資源回収技術
本章では私たちの身の回りというよりは、工場などの産業施設から出る排水の処理方法について紹介されています。
例:各種重金属の処理方法、キレート高分子薬剤法
第6章 汚泥の資源化
ここでは排水処理で一般的に用いられる活性汚泥の資源化や利用について紹介されています!
私は資源の再利用といった分野に大きく興味があるのでこの章が一番興味深く読めました!!
例:下水汚泥からのバイオガスの精製と燃料化、下水や下水汚泥からのリン回収、下水汚泥の堆肥化、下水汚泥から建設資材の原料化、浄水汚泥の有効利用
第7章 膜を用いた水処理〈膜の種類と普及状況〉
ここでは世界に目を向けたり今までの技術をさらに一歩進めた技術について紹介されています!
特に膜を使用した様々な浄水手法について書かれています
例:膜分離の原理、海水から飲料水を作り出す膜、膜の分類 濁りを除去する膜 溶けているものを除去する膜
第8章 水循環システムの実用例〈水ビジネスの実例〉
ここでは実際に日本国内や世界で活用されている技術が紹介されています
例:東京都の水道膜ろ過システム、香川県多度津町の高度浄水処理システム、ドバイの分散型システム、福岡市の海水淡水化システム
こんな人におすすめ
次のような方に楽しく読めるかなと思います!
・環境問題に興味がある
・汚れた水がきれいになる仕組みを知りたい
・排水処理について勉強したい
・排水処理の様々な方法について知りたい(微生物、活性炭、膜など)
・活性汚泥とは? という方
・浄水技術の種類や仕組みについて知りたい
・環境工学、環境問題を学び始めて水質分野についてもわかりやすく勉強したい方
・水処理について勉強してるけどよくわからないからイラストや図が多い本で勉強したい
おまけ
↓本ブログの他の記事で水中の窒素が除去される仕組みを紹介しています。
お時間ある方、興味ある方は見て頂けると嬉しいです♪
では、また!
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